走力より、修正力
「予定通り」は、ここで一度捨てた。
年末、今の走力を客観的に把握するために、VDOTの目安を取る目的で10kmのタイムトライアルを走った。目標は45分を切れるかどうか。短い距離でのスピード確認ではなく、ちゃんと10kmを押し切って「現時点の実力」を測るための一本だった。
結果的には、キロ4分10秒前後のペースで押し切れる内容になり、少なくとも「今どのあたりにいるか」は把握できた。
その流れで、1月4日に30km走。これは行き当たりばったりではなく、東京マラソンでサブ3.5を狙うための仕込みとして、きちんと計画に入れていた一本だった。
ただ、その後が想定と違った。
1月6日のEジョグで、左足首〜ヒール周りに違和感。
強い痛みではない。痛みですらない。けれど、「これは、やめた方がいいな」と思って途中で中断した。
そこから、予定は一度ぜんぶ白紙にした。
何本かEジョグで様子を見る日が続いた。
走れる日はある。問題ない日もある。
でも、ある日はまた「うっすら嫌な感じ」が出る。
ここで気づいた。
今やるべきは「積むこと」じゃない。
「戻すこと」と「見極めること」だ。
走力はある。心肺もある。
でも、組織(腱や付着部)は、別の時間軸で回復する。
このズレを無視すると、たいていロクなことにならない。
だから、ここで**「予定通り」を捨てた。**
・距離を削る
・ペースを落とす
・違和感が出たら即やめる
・「今日は足の様子見」という判断を、ちゃんとする
正直、物足りない。
気持ち的には、もっとやれる。
でも、今はそこを我慢するフェーズだと思っている。
ランニングって、「頑張った人が勝つ」競技に見えるけど、実際はかなり違う。
勝つのは、「ちゃんと修正できた人」だ。
練習計画を修正する。
その日の身体に合わせて内容を修正する。
「行ける気がする」を疑って、ブレーキをかける。
速くなるより前に、壊れないこと。
そして、長く続けること。
40代になって、そこが一番大事になってきた気がする。
……とはいえ、今でも速くなりたいけど。
しばらくは、Eジョグで足の様子を見ながら。
東京マラソンでサブ3.5を狙うために、「走力」より「修正力」で積み直していく。
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